11月8日(木)18:30~
蜘蛛女のキス@東京藝術劇場中ホール
モリーナ:石井一孝
蜘蛛女/オーロラ:朝海ひかる
ヴァレンティン:浦井健治
モリーナの母:初風諄
刑務所長:藤本隆宏
マルタ:朝澄けい
え~っと、まず、この公演から「朝海ひかる」のカテゴリーを「宝塚」から「ミュージカル・演劇」にチェンジします。
いいかげん1年も経ったし。
ストーリー:
場所は南米の刑務所。
少年に対する性犯罪で服役中のゲイ、モリーナと政治犯のヴァレンティン。
服役してすでに3年も経った頃、拷問を受けて重症をおったヴァレンティンが同じ部屋に運ばれてくる。
モリーナの献身的な介護のおかげで回復するヴァレンティンだが、恋人マルタ、革命のことを思い馳せるヴァレンティンは、ゲイのモリーナにはなかなか心を開かない。
そんなヴァレンティンはモリーナは映画の中のスター、オーロラの話をする。
彼女がいかに素晴らしい女優であるか。
オーロラは魅惑的に歌い踊る。
刑務所長から病気の母親を助けたかったら「ヴァレンティンからテロリストの情報を聞き出せと」命令されているモリーナ。悩むモリーナだが、そんな時、目の前に現れたのは不吉な蜘蛛女。
だんだんと心を開いていくヴァレンティン。
早く釈放されて母に会いたいと願うモリーナだがヴァレンティンを裏切れないとゆう気持ちの間で葛藤するが、ある日釈放される事になる。
ヴァレンティンはモリーナに外に出たらある人に電話をかけてほしいとお願いするが・・・・・。
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石井さんのモリーナがとてもいいです。
乙女心(?)満開で。
この人はやるだろうな~って思っていたから、ほぼ期待どうり。
一方の浦井健治くん。
びっくりさー。
今までの私の中のけんちゃんのイメージって言えば
・ルドルフ
・マイフェアレディのおぼっちゃん
・ダンスオブヴァンパイアのアルフレッド
みんなヘナチョコー:*:・( ̄∀ ̄)・:*:
いつの間に、こんな骨太な役者さんになったのー。
お姉さんびっくりだよ(笑)
牢獄の中でオーロラの話をするモリーナは本当に幸せそう。
そのオーロラを演じるのは朝海ひかる。
まさに蜘蛛女。
脚本はオギーだし。場所はアルゼンチン。ラプラタ河ですよ。
感想としては何も変わってはいなかったかな。
声も踊りも現役の時のまんまってかんじでした。
ただ衣装がドレスだったりパイナップル(!)だったり。
低い声で妖艶に歌い踊る。
まさにコムちゃんの得意分野ですな。
ものすごーいリフトの連続だったり、これは宝塚じゃ見れないものね。
すっごくステキだった。
まあ、とにかくモリーナが切ない。
ゲイでもって性犯罪で収容されているが、母性の塊のような人だ。
母親を思い、ヴァレンティンを思い、結局は色々な人に利用されてしまう。
それでも最後に残るのはやっぱり愛だ。
やりきれないラストだが、自分に正直に生きた分、幻想でオーロラと踊るヴァレンティンはなんとも幸せそう。
ってゆーか、コムロさん、白燕尾なんてありですかーΣ(・ω・ノ)ノ!
18時半から始まったこの公演、休憩を15分はさんで終わったのが21時45分。
え~、まだ21時くらいだと思ってたのに。
随分と入り込んで見ていたみたい。あっとゆうまでしたわ。
そういえば、この公演。来年のシシィ、ルド、ゾフィが出てるのね。