6月21日(木)18:30~
宝塚BOYS@ル・テアトル銀座
Cast:
竹内重雄 葛山信吾
星野丈治 吉野圭吾
上原金蔵 柳家花録
太田川剛 三宅弘城
長谷川好弥 佐藤重幸
竹田幹夫 須賀貴匡
山田浩二 猪野 学
君原佳枝 初風 諄
池田和也 山路和弘
吉野圭吾さんと山路さんが出ているので取ったチケット。
当初、思っていたのとは全然違う舞台でした。
純然たるコメディーだと思ってたんだもん・・・・。
DVD撮影のためのカメラがたくさんはいっていて、開演前に係りの人に拍手禁止令をだされまして。
カメラの近くでパチパチすると音が入っちゃうのでしないで下さいって。
STORY:
数少ない「女性だけのレビュー劇団」として、いまや日本だけではなく、世界でも知られる存在となった「宝塚歌劇団」。
その90年に及ぶ長い歴史の中で、かつて“男子部”があった事実は今までほとんど語られることはなかった。宝塚歌劇団は、第二次世界大戦が終わって間もない1945年(昭和20年)12月、宝塚の舞台へ出演させることを目的に男子部を特設し、「男子研究生」第1期生を入団させた。
それから1954年(昭和29年)の9年の間に4回にわたって、男性を募集。そこへ応募してきた大勢の入団希望者の中から25名ほどが合格。毎日をレッスンに励み、「明日の宝塚スター」を夢見ていた時代があったのである。しかし、彼らがメインステージである宝塚大劇場に立つことは一度もなかった。
1954年(昭和29年)3月、女子生徒やファンからの反発もあり“男子部”はついに解散。
彼らの可笑しくも切ない懸命さは、結成から9年後、夢叶うことなく、その短い歴史に静かに幕を下ろした。
とても面白かったです。
まさか泣かされるとは思ってもみなかったけど。
9年間もがんばって、大劇場の舞台に立つことを夢見て。
結局、一度も大劇場の本公演に立つことなく解散。
本当にかわいそう・・・・。
笑いあり、涙ありで楽しかった~。オススメです。
宝塚を好きな人なら誰でも知っている、「モン・パリ」「すみれの花さく頃」とか、お馴染みの曲がたくさんでてくるし、
「清く・正しく・美しく」が常に架かっているし。
まさか「モン・パリ」で泣けるとは思わなかった(笑)
劇団の彼らに対する態度とか理不尽さ。
ホント悲しくなるし、今も昔も同じような事してるのね~って感じ。
なんだか近年のゴタゴタとかぶるような錯覚を覚えました。
宝塚を観たことのない人にはどう映るんでしょうか。
「清く・正しく・美しく」ってなんだろう。
でも、それから50年たっても宝塚は未だに「清く・正しく・美しく」は続行中だし。
大劇場公演と同じで、どんなにひどいお話でもフィナーレで救われる。
羽背負って、シャンシャンを持てばどんな話でも劇場を出る時はハッピーな気分で出てこれる。
やっぱりコレなのよね。
で、今舞台に立っているジェンヌさんたちに観て貰いたいな~と思ったり。
普段自分達が立っている大劇場に出たくても出れずに劇団を去った彼らの想いとか。
毎日、舞台に立てる幸せとか。
そして、ここからはレビュー(あれはレビューなのか?!)の話。
キミ達、黒燕尾が似合いませんから
なんじゃ、こりゃってくらい似合ってません。黒燕尾に着られてます。
あと、ステッキとシルクハットね。
ハットのかぶりかた。縁に添える手。ダメね~。
この間の月組の「パリの空よりも高く」のオープニングのレビューとお衣装と小道具は一緒な感じなんだけどね。
これのDVDでも観て研究したらどーでしょうか。
似合っていたのは吉野圭吾さんのみ。
なんでこんなにステッキ使いとハットの扱いが上手いのじゃ、と思ったら
「モーツァルト!」のシカネーターか。
階段は一応12段ありました。
ミラーボールもあったし。
初風さんのソロもあるし~。
そして、これを観ると、改めて宝塚の男役の完璧さにビックリします。
あの吉野さんでさえ、宝塚と同じ土俵に立ってしまうと霞みます。
やっぱり、黒燕尾で、そして大階段で踊るってことは特別なんだな~と。
テアトルってセット入ると舞台が小さいね~。客席は観やすくて好きなんですけどね。